デザインがうまい人はたくさんいる
実はデザインは練習すればうまくなるが明らかに動きが普通とは違う、最初から上手な人はいる
ただそういう人も、仕事でデザインをしていないと、「商業デザイナー」としては甘い趣味デザイナーだ
デザイナーと趣味デザイナーぼくが知ってる1つの違い
それは
お客さんのことを考えられるか
これだと思っている
・仕事でデザインをしている人は、デザインの使い方も考える
・趣味でデザインをしている人は、デザインを良くすることだけを考える
※趣味でデザインをしている人を否定もしていません
※デザインが最初から上手な人を妬んでいないかと言われると…妬んでいるかも…ごめん…
天才大学生の仕事を引き継いだら見えてきた
天才大学生と呼ばれる人が作ったデザインを引き継いだことがある
大学生はとてもすばらしいデザインを作っていた
しかも授業の中の取り組みだったので無償でデザインを作っていた
素晴らしいデザインや販促グッズができて、お客さんも最初は満足していた…
が、次第にお客さんは困っていっていた、それはなぜかと言うと2つ理由があって
1つは大学生が卒業後、就職して連絡取れなくなったから
なので、ぼくに仕事がきた(有料なのにね!)
そしてもう2つ目の問題は
大学生のデザインは素晴らしかったけど、販促グッズのこだわりが強すぎた…
こだわりが強いのはいいんだけど、グッズ印刷のコストがかかりまくっていた
デザインのこだわりのため厚紙で色の指定も厳しい…
販促グッズの1個あたりの印刷料金が高くて、(当時の)お客さんの状況に見合った販促グッズではなかった
これは、いくらデザインがうまくても仕事じゃないとぼくは思う
デザインがうまいだけじゃなくなる方法
ぼくは、グラノーラ屋をやっている
自分がオーブンで製造業務をしたり、お店にたつ、イベントに出店する、代表としてPRをするとなるとデザインを見る目が変わってくる
例えば
・このパッケージデザインにすると(かっこいいけど)ミスする確率が上がる…
そういうデザインはNGだ
デザイナーはかっこいいデザインにしたがるけど、かっこいいと失われるものがかならずある
ちなみにかっこよくしすぎて、自分の店では良いけど、卸先ではまったく売れないというパターンもぼくはやったことがある
完璧は無理
とは言っても、全方面すべてを完璧にはできない
・自分の店だけで売る
・自分の手の届かない所だけで売る
この2つではデザインは変わってくる
自分の店で売るのなら、分かりづらくてもかっこよさを際立たせたデザインにすればいい、必要な情報はポップや接客で補充することができる
でも、自分の手の届かないお店だと、商品のことを知っている店員がいないので(なにか分かりづらくて誰も手にと取らない)「謎のかっこいい商品」にならないように注意したデザインにする必要がある
状況・場所にあった「最善」をわかりやすく表現してあげる(目立たせる優先順位を考えてあげる)
それがデザインなんだと思っています
ちなみに状況は変わる
しかも事業は時間が経つにつれて、状況が変わっていく
ぼくのグラノーラも、もう大きなイベントには出ない方針にした(好みで)
そうなると、大きいイベントには対応しなくていいデザインになる
その分、「自分のお店で売りやすいデザイン」に特化することができた
まとめ みんながグラノーラは売る必要はない。けど実践を想像するとデザインが生きてくる
デザイナーはデザインが仕事なので全員が「自分で商品を作って売る」という実践ができるとは思わない
けれど、そんなことを想像しながら作るとデザインはどんどん生き生きして実践的になる
あと、もしできるならちょっとでもいいから「お店に立たせてもらう」ってのは最高に良いと思う
自分の作ったポップ、商品パッケージ、ポスターがどれだけ見られてないか、またはこんなタイミングでじーーっと見られてるんだっていうのがわかると楽しいし、デザインにも良い影響が出てきます
▼ちなみにデザインがうまくなるための記事を他にも書いています
【おすすめ】デザイナが選んだ!デザインがうまくなりたい人へオススメの本17選 – ベーコンさんの世界ブログ
【おすすめ】デザイナーが教える『誰でも絶対に今すぐデザインがうまくなる』方法 – ベーコンさんの世界ブログ
【まあまあ】企画やデザインを提案するとき、相手を納得させる4つの小技 – ベーコンさんの世界ブログ
ここまで書いてあれだけど
天才に嫉妬が0かというと0じゃないです笑
天才は天才用の仕事があって、それができないぼくたちはせっせと脳みそを動かしてやれる仕事をやるのみです