プロのデザイン環境が、誰でも無料で手に入る時代へ
「IllustratorやPhotoshopのような高度なデザインがしたいけれど、毎月のコストが重い」 「Canvaよりも自由度の高い制作がしたい」
そんなクリエイターの悩みを解決するのが、Canvaが提供するプロフェッショナル向けデザイン統合アプリ、「Affinity V3(アフィニティ)」です。
かつては有料の買い切りソフトでしたが、バージョン3(V3)への進化に伴い、基本機能が完全無料になりました。
この記事では、Affinity V3で何ができるのか、Adobe製品との違い、そして「初心者が陥りやすい落とし穴」まで、デザイナー視点で徹底解説します。
Affinity V3の最大の特徴:「3つのアプリ」が「1つ」に統合
Affinityを理解する上で最も重要なのが、「統合アプリ」であるという点です。
以前のバージョン(V1, V2)では、「Designer」「Photo」「Publisher」という3つの別々のアプリが存在していました。しかし、V3からはこれらが1つのアプリに統合されました。
作業モード(Studio)を切り替えるだけなのが便利!
アプリ内のタブを切り替えるだけで、以下の3つの役割を瞬時に行き来できます。
- Vector Studio(旧 Designer):ロゴ、アイコン、イラスト制作(Illustrator的機能)
- Pixel Studio(旧 Photo):写真補正、合成、レタッチ(Photoshop的機能)
- Layout Studio(旧 Publisher):冊子、チラシ、資料のレイアウト(InDesign的機能)
例えば、パンフレットのレイアウト中に、「写真の色を変えたい」と思ったら、その場でPixelモードに切り替えて補正し、即座にレイアウトに戻る。これが1つの画面で完結します。べんり!
2. Adobe・Canvaユーザーが注目すべき5つのメリット
なぜ多くのプロがAffinityに注目するのか、具体的なメリットを挙げます。
① まさかの「基本無料」
最も大きな衝撃です。プロ仕様のツールセットが、Canvaアカウントがあれば無料で使えます。試用期間ではなく、ずっと無料です。
② Canva Proユーザーなら「AI機能」が使える
無料版でも十分ですが、Canvaプロ(有料版)契約者はさらに強力です。背景削除、生成塗りつぶし(Generative Fill)など、CanvaのAI機能がAffinityのインターフェース内で直接利用できます。
③ .ai / .psd 形式への高い互換性
業界標準であるAdobe Illustrator形式(.ai)やPhotoshop形式(.psd)を開いて編集できます。「脱Adobe」を考えている人や、クライアントから支給されたデータを開くサブ機としても優秀です。
でも、チームで仕事をしている人やaiデータを納品する人がAffinityに移行するのは難しいよね。
自社のデザインをつくる人には最適です。
④ 印刷・入稿に強い(PDF/X対応)
Webだけでなく、印刷物の作成にも完全対応しています。印刷用の標準規格であるPDF/X形式の書き出しが可能で、「グラフィック」などの大手印刷会社でもAffinity入稿に対応するケースが増えています。
⑤ 動作が圧倒的に「軽い」
高機能でありながら、動作は驚くほど軽快です。ハイスペックなPCでなくてもサクサク動くため、ストレスのない制作環境が構築できます。
3. 【重要】挫折注意!Affinityは「簡単」ではありません
良いことばかり書きましたが、これから始める方に絶対に伝えておきたい注意点があります。
「Canvaの会社が作ったから、Canvaみたいに簡単だろう」と思っていると、100%挫折します。
Affinityはあくまで「プロ向けツール」のようです…!
- Canvaユーザーの方へ:直感的な操作だけでは作れません。レイヤー、ベクター、マスクなどの専門知識を学ぶ必要があります。
- Illustratorユーザーの方へ:「似ているけど違う」操作感に、最初はイライラするはずです。慣れるまでは「修行」が必要です。
「誰でも数分でおしゃれに」ではなく、「時間をかけて使い方を習得し、思い通りのものを作る」ための道具であることを覚悟してください。
だからIllustratorからAffinityに移行する人の注意点みたいな記事を増やしていきたいよ…。
4. Affinity V3はこんな人におすすめ
- コストを抑えてプロのデザイン環境を整えたい人 (アドビのサブスクから解放されたいフリーランス、副業デザイナー)
- Canvaの機能だけでは物足りなくなってきた人 (もっと自由に文字を組みたい、パスを扱いたい)
- iPadとPCを行き来して作業したい人 (iPad版も近日V3対応予定。場所を選ばず作業できます)
5. Affinity V3 活用ガイドTips記事一覧
Affinityを使いこなすための、具体的なテクニックや解決策をまとめました。
現在執筆中。noteにも書いています。基本的にはダウンロードできるデータ付きで書こうと思ってるよ。Tipsもいいけどデータ欲しいでしょ…。
まとめ
Affinity V3は、デザインツールの歴史を変える「黒船」的な存在です。 習得には学習コストがかかりますが、一度使いこなせれば、無料でこれほど強力な武器になるツールは他にありません。
まずはインストールして、その機能の奥深さに触れてみてください!
https://www.affinity.studio/ja_jp
Tips記事はこちら↓
