ベーコンさんの世界ブログ

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17万円のデザイン料金を8万5千円に値切られた話

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デザイナーのベーコン(dogdog464646)です
17万円のデザイン料金を8万5千円に値切られた話をTwitterで投稿したら思った以上に反応がありましたので書いてみようと思います


17万円のデザイン料金を8万5千円に値切られた話

知り合い経由の仕事だった

数年前の話です。
知り合いにデザインの仕事を紹介してもらいました
その会社はテレビにでたりもする、業界では有名な会社でした

ぼkは、その会社が抱えているプロジェクトに使うイベントのチラシの依頼してもらいました

ぼくとしては、気合が入った仕事です、だってテレビでみたことあるし
担当者の方にも、その先のお客さんにも喜んでもらおうと取り組みました…

けれど…

見積書の提出

まず最初にお会いして打ち合わせをしました

ぼくのポートフォリオを見てもらったあと、制作するチラシの意図、方向性などを決め和やかにその場は終了。

その後、担当者の方に見積書を提出しました

金額はチラシデザイン両面で8万5千円

今はもう少し安くやっていることもあるのですが、当時はこの金額でした。

少しのトラブル

製作中、トラブルはありました
トラブルの内容は、「方向性が決まらない」です。

ぼくの言い分

ぼくだけの言い分としては、

・社長の意向
・上司の意向
・担当ディレクターの意向

がバラバラなことにより、みんなが方向性が決めることをできなくなっていました。

ちなみに僕がやりとりしていた担当者(ディレクター)は、グラフィックデザインのディレクターではないけれど近い業界のディレクターみたいな方でした

高学歴でポワンとした、人当たりもいい人です
ただしディレクターとしては決断力が足りない人という印象でした。


方向性が定まらない!

デザイン案をいくつも提出したのですが、なかなかOKがもらえません
結果的に、最初の打ち合わせとは、どんどん方向がずれていきました

反省点としては、ここでバチッとしたクオリティのものを提出できればよかった…んだろうなと自分の実力不足も感じてはいます

この時に1つ、覚えているエピソードがあります
それは、「案をたくさん出さないで、もっと決め打ちで出してくれ」と相手から言われたことです。

ぼくは通常

・ディレクターと一緒に制作する場合 → ディレクターに制作内容を細かく確認してもらう
・一般のお客さんが相手の場合 → (迷わないよう)案をかなり絞って見せる


ということを意識しています。

なので、今回もディレクターにぼくの解釈で作ったものを、いくつも提案していました

しかし、「案を出しすぎないでくれ」とそのディレクターが言うのです。

たしかにディレクター相手だとしても案をたくさん選ぶのは大変です。わかります。

しかし、今は最初に決めた方向からみんなぶれて迷子状態です。
なので、方向性を定めるために大量の案を出していたつもりでした

あとぼくとしては、「あのディレクターは入社して長くない」ということを知っていたので、「この人わかってるいるかな?」という目でみてしまっていた気もします。

それでも、なんとかちょっと少なめに数案を提出繰り返し、やっとデザインが決定しました

もう1案の依頼

デザインが決定し、納品後しばらくしたある日電話が来ました

「同じプロジェクトでイベントをやるからポスターも作って欲しい」

電話を受けた場所は、確か札幌の大通りから外れたIKEUCHIとか新生銀行とかがある場所だったのを覚えています

なぜ場所を覚えているかと言うと、嬉しかったからです。
デザインがなかなか決まらなかったのもあって「この仕事はあまりうまくいかなかった」という印象がありました
それにもかかわらずもう一度依頼をもらえたことはデザイナーとして嬉しい事でした。

その電話で、「デザイン料は前回と同じ(8,5万+8.5万で17万円)」なことを確認して制作に入り、そして数日後、納品しました。

請求

デザインの納品から23日後、イベントの終了を見計らって請求書を送りますと連絡しました。

この間の、23日間という期間については、ぼくが請求を送らなかったのか終わったあと請求にしてと言われたのか覚えていません…


請求を送りますというメールに対して連絡がこちらです



クライアントもデザインを喜んでくれました
請求額ですが、予算の都合上85000円でお願いできませんか?

こんなような内容が、丁寧な文章で送られてきました…
合計17万円のはずが、予算の都合上8万5千円にしてくれという内容です。

反論

ぼくもこう返信しました

喜んでいただけて嬉しいです。
しかし請求額については、最初にお約束したはずですので、17万でお願いできますでしょうか?

※感情は乗せずに「お電話と見積書で確認しましたよね?」ということを淡々と書きました

次の返信

相手から来たメールはこちらです。

"金額はクライアントに確認しますので一旦保留でお願いします"とメールに書きました。
その時のメールをもう一度確認してみてください。

(中略)

たくさんの修正対応に感謝しています。

それでは2枚で合計10万円(税込)でお願いできますか?
予算的にこれが限界です(他デザイナーの方に比べ、とても高額です)

また、デザインの修正不備などもあなたにはあったはずです…(的なこと…)

要は
・金額はまだ確定していなかったので、見積書は無効
・でも、そういうなら少し金額はアップします
・あなたに不備がありましたよね?

こういうことが書かれていたわけですね。

ちなみに見積書が無効だとは言いますが、この時点で最初の見積もり書の提出から4ヶ月経っています

(4ヶ月前のメール)
見積り書の件、ありがとうございました。
クライアントに確認いたしますので、少々お時間頂けますでしょうか。

メールを調べてみると、確かに書いてありました
ただし、請求書を送った日から4ヶ月前のメールです。

4ヶ月経ってまだ予算確認できていなかったのかい!
しかも、電話で確認した時OKだしてたでしょ…

決着

その後、もう少し交渉したい気持ちもありましたが知り合いの紹介ということもあり10万円で納得することにしました

いや、正直納得してはいないんですけど、そこでトラブルを起こすわけにはいけない関係性がありました
(この部分に賛同できない人は多いですよね…)

この問題がなぜ起きたか、改善方法を考える

この件にたいして思うことは複雑ですが、4つの原因があったのではないかと思います。

1.合意形成の不足
2.相手の力不足
3.ぼくの技術の問題(相性とも言える)
4.事故としてしょうがない

1 合意形成不足



もっと最初に、金額の部分、デザインの方向性を決められると良いと思いました。
いや決めていたつもりでした。
でもデザインはぶれていったし、金額は確定していなかった(らしい…)

うーん、ただ…、ある程度決めたことも、現場で方向性が変わっていくことはものづくりではよくあるんじゃないのかと思うんですよね。

2.相手の力不足

ディレクターの役割、会社の上下関係、そのあたりがうまくいっていない会社だとは思いました。

本当は
・相手の上司などの関係をくみ取ってこちらからもうまく働きかける努力をする
・デザイン力でねじ伏せる

などなど解決方法とまではいかずとも、もうちょっとうまくやる方法はあったはずだとは思います。
人はコントロールできませんが、働きかけるような努力までが仕事かなと思っています。

ちなみにディレクターさん、この3年後、「あの時のデータって持っていますか?」と連絡してきたので、やっぱ信用できない‥と言う気持ちもあります
※急ぎだと言うのですぐ送りましたけど…

3.ぼくの技術不足

今、当時提出したデザインを見返したところ、ぼくの技術不足な部分もあると思いました
当時はベストのつもりでも、今見るとあまりよくないデザイン案もありました。

しかし、当時も他のお客さんとの仕事では、良いデザインも作れていたんですよね
相性なのか、得意分野に持ち込めなかったのか…

「なぜこうなった」と思うところもあります。

相手がぶれていても、最終的なアウトプットはひとつです。
コミュニケーション能力、合意形成のシステムを含めて結果を出すのが仕事なと思います。

4.事故

と言っても、仕事をしている以上トラブルは必ず起きるし、相性の悪い仕事も来てしまう。

もちろん、そのトラブル回数を減らすための努力は必要です。
それでもすり抜けて来てしまうのが仕事なのかと思います。

トラブルのない会社は…ないですよね?

まとめ

インターネットではクリエイターを極端に守る傾向がある気がします
もちろん正論ばかりで、デザイナーの仕事をしているぼくにとってはすごく嬉しいことです。

ただ、インターネットでよく言われている

・クリエイターを安く買い叩く人

と戦わず、受け入れてきたぼくの現状もあります

田舎の町のデザイナーとして、商工会、JC、商工会議所、ライオンズクラブ、女性会…のみなさまにお世話になったりならなかったりしてきました


たとえば無料でイベントのデザインをつくり、そこからデザイン仕事が増えたり…

でもその後に、「うちにもただで作ってよ」とか言われたりして…

決して正しい道ではないと思うけれど、それも勉強だったのかなと思ってはいます


デザイナーとして素晴らしい人は、クリエイター殺しを断りつつも活動ができるかもしれないけれど、ぼくはそれができなかったんですよね


とは、言ってもそういう仕事はもう受けないようになってきました
ぼくが最初から仕事にプライドを持ったスタイルでいたらどうなったか…なんてことは誰にもわかりませんよね…

以上、みなさんはどう思います?
逃げるためのテクニックなどがあれば教えてください

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はてブ1000を超えたデザイン記事もあるので、見てねー

www.baconjapan.com

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いつかこの話、Twitter漫画化してほしいです