AirPods3とAirPods Proを14項目で徹底比較!【音漏れ・音質・咀嚼音・動画編集・楽器弾ける?・寝ながら使える?】

デザイナーのベーコンです。

今年2021年10月に第3世代のAirPods3が発売されました。

AirPodsは価格の少し高いので、みんな買うのを躊躇しがちなのですが、買った後の感想を聞くと、みなさん「買って良かった!」と声を揃えて言うくらい素晴らしい製品です。

僕は前モデルの AirPodsProも持っているのですが、何を買えばいいか迷っているならば、迷わず AirPodsProをオススメします!

では、第3世代の AirPods3はどんな人にオススメなのかというと、

  • ノイズキャンセリングは耳が痛くなる人
  • より高音質のイヤホンが欲しい人

このあたり中心に、AirPods3 と AirPosProの比較を14項目に分けて詳しくまとめてみました。

特に音漏れについてはぜひみなさんに知って電車を平和にしてほしいです!

目次(タップで飛べます)

1.音質

AirPods3の方が良く感じました。

僕は昔バンドをやっていましたし、今の自分で音楽を作っていたりするので、音を聞き分ける力はまぁまぁあると思っています。その僕のAirPods3の第一印象がコチラ。

低音が締まっているし、高音も含めて音の密度が上がった感じがする。

聴いた瞬間、「あ、いいじゃん!」と思いました。ただ、夜にもう一度聴くとあまり違いが分からなくなってしまっていたので、耳が少し疲れた状態だと違いが分かりにくいかなという感じ。めちゃくちゃ分かりやすい差ではないかもしれません。

その他、最初に使った時に書いたメモは、こんな感じです。

・音が近い。
・高音が張り付くというか、聞こえやすい。
・低音がタイトですごくいい。逆に、迫力はProの方があるかな。
・つまりアコースティック系の曲が気持ちいい。→爽やかな音
・リバーブ感もすごく聞こえる。→タイトなのにリバーブも聞こえるってことは、シンプルに音の密度が上がったってことかも。
・バンドとかでも聞こえてなかった、アコギのアタックとかバンドかんがよく聞こえる。あ、これが分離感って表現?

音に関しては、最近、M1 MacBook Air と M1 Pro MacBook Pro の違いをレビューしたのですが、その時ほど大きな差は AirPodsには感じませんでした。AirPods3 も Pro もどちらもいい音がします。

僕は、SONY(WH-1000XM4)やBOSEのワイヤレスイヤホンも持っているのですが、どうしてもAirPodsを使うようになってしまっています。

なぜかと言うと、AirPodsは全体的に性能が高いと感じるからです。音質だけならSONYがいいけど、繋がりやすさ等も含めて全体で考えるとAirPodsなんですよね。

  • 空間オーディオという新しい音楽体験。(家とライブ会場の中間のイメージ)
  • なくした時に、iPhoneを探す機能でAirPodsを探せるし、音も鳴らせる。
  • Macや iPhoneと繋がりやすい。

2.カナル型? インイヤー型?

  • AirPods3: インイヤー型
  • AirPodsPro: カナル型

カナル型は、耳栓タイプになっているので、外の音が聞こえづらい特徴があります。逆に、そうではないインイヤー型は外の音が聞こえやすいです。(ノイズキャンセリングを抜きにしても)

でも、カナル型だと耳に詰まっている感じがして嫌な人も結構いるので、インイヤー型のAirPodsがあるのは選択肢が増えて良いと思いました。

3.耳からの落ちやすさ

どちらも落ちにくいです。

インイヤー型のAirPods3は落ちやすいのかと思ったのですが、首が痛くなるくらい激しく降っても全然落ちないです。ちょっとびっくり。

とは言っても、AirPodsって外で落ちてるのを結構見かけますよね。なので、落とすのが心配な方は、BeatsFLEXなど、有線で首にかけるタイプのイヤホンも持っておくといいかもしれません(Appleのチップが入っているし、価格も7,000円台)。

4.価格

  • AirPods3: 23,800円
  • AirPodsPro: 30,580円

差額は、6,780円です。

Apple製品を使っていると価格感覚が少し麻痺してしまいますが、イヤホンとしてはどちらも正直、高いですよね。有線イヤホン、ヘッドフォンなら、2万円くらいでもっと音の良いものがたくさんあります。

でも、ワイヤレスである事はプライスレスなんです。

僕も音質の良い有線ヘッドフォンを持っていますが、家にいる時にいつも使うのは、AirPodsなんですよね。なぜならば、楽だから。

線がないって、言葉でいう以上に本当に楽なんです。

MacBookで作業している時も、昔は普通に有線イヤホンを使ってたのに、今は、ちょっと飲み物をとりに行く時とか、いちいち外すのが面倒に感じてしまうようなりました。無線イヤホンは、一度使ってしまうと病みつきになるって感じです。

▲ 有線ヘッドフォンもたくさん持ってます。

▼中田ヤスタカもおすすめしたこれが気に入っています

5.売るといくらになる?

AirPodsProのメルカリでの販売価格を調べてみると(2021年11月現在)、

  • 未開封: 25,000円くらい
  • 使用済: 20,000円くらい
  • 充電器のみ: 9,000円くらい
  • 左側のみ: 8,000円くらい

充電器だけとか、片側だけとかでも売れます。(なくする人が、やっぱり多いんでしょうね。)

Apple製品は、iPhoneでもMacBookでもAirPodsでも、結構古い型が高く売れるので、満足できなかったら売ればいいという考え方ができます。そういう意味で、買いやすい製品かなとも思います。

6.サイズと重さ

  • AirPods3: 37.91g
  • AirPodsPro: 45.6g

AirPodsは他社イヤホンと比べて、もともと小さいのですが、更に小さく軽くなりました。特に、BOSEやゼンハイザーと比べると、そのサイズ差は歴然です。SONYだけはAirPods並に小さいですね。

なので、サイズに関しては、AirPods3 でも AirPodsProでも、どちらもコンパクトで良いと思います。

ちなみに、イヤホン本体の重さは AirPods3 と Pro で1.4gの差があるのですが、違いは感じませんでした。

7.音漏れはびっくりの結果

これは凄い差が出ました。

AirPodsProは全然音漏れしませんが、AirPods3はめちゃくちゃ音漏れします。(動画を見返して、ちょっとテンションが下がるくらいの差でした)

僕は今日もカフェで作業している時にAirPods3を使って音楽を聴いていたのですが、めちゃくちゃ音漏れしてたってことですね。今度からはAirPodsProを使うようにします…。

AirPodsProは、カナル型(耳栓型)なので、外からの音も聞こえにくいし、イヤホンの音も外へ漏れにくいです。それに加えてノイズキャンセリングも付いています。つまり、

小さい音量で聴くことができるので、耳にも優しい。

▼参考動画(音漏れ比較のシーンから再生されます)

8.ノイズキャンセリング

  • AirPods3: なし
  • AirPodsPro: あり

先に言っておくと、AirPodsProについているノイズキャンセリングはOFFにもできます。シーンによって設定を変えて使うと、より快適になってオススメです。

▲ iPhoneから設定可能です。

ノイズキャンセリングの良い点

  • 小さい音量で聴くことができるので、耳にも優しい。
  • 周りの雑音が気にならなくなるので、カフェでも快適。(特に、電車で飛行機など、周りの音が大きい場所ではとても助かる)

ノイズキャンセリングの悪い点

  • 耳が痛くなることがある。(飛行機に乗った時のキーンという感じ。ただ、他社イヤホンに比べると、比較的マシな印象です。SONY製が一番キツイかも。)

ノイズキャンセリングは耳を破壊してる説

小さい音で聞こえるので耳に良さそうではありますが、常にキーンという音がしているので、結局は耳に悪いのでは?という印象もあります。僕の場合は平気で5〜6時間イヤホンをつけている事が結構あって、そこまで長時間使っていると、耳が痛くなってきます。ただ、そのくらい連続で使わない限りは耳も痛くならないので問題なさそうに思います。

9.咀嚼音、頭の中で響くのはどっち?

イヤホンをしていると、何か食べた時など、自分の咀嚼音が響いて聞こえたりしますので、この音はどちらが響くのかも比較してみました。

結果は、AirPodsProの方が響きやすいです。

よく考えれば当たり前だったのですが、音が外へ漏れないように塞いだ状態の方が、内部で反響して響きやすくなるので、耳栓型(カナル型)のAirPodsProの方が響きやすいんですね。

10.電池もち

スペック上は、AirPods3が 6時間、AirPodsProが4.5時間となっています。

AirPodsProの4.5時間というのは、無線イヤホンとしては短めの稼働時間なのですが、実際使っていて困ったことはないので、実用面では問題ないのでは?と感じます。(5分の充電で1時間使えるので、余程連続で使わない限りは大丈夫だと思います。)

11.肌センサー

  • AirPods3: あり
  • AirPodsPro: なし

新しい肌検出センサーは、AirPodsが耳に装着されているのか、ポケットの中やテーブルの上にあるのかを正確に判別し、耳から外れている時は再生を一時停止します。

Apple公式

あれば確かに便利な機能だと感じます。

僕の使い方でも、例えば、右側だけで使っていて、そのまま横になって眠くなった時など、充電器に戻すのが面倒なので、ポケットに入れて寝てしまうとかあります。そういう時、たまにポケットの中で電源が入ったりしていたんですよね。

なので、肌センサーはあれば便利だと思います。でも、あくまで「たまに便利」というくらいなので、なくてもまぁいいかなぁとも思います。

12.寝ながら使える?

つけた状態で、枕に耳をつけても違和感がないかどうかも比較してみました。

結果、どっちもおおむね気にならずに使えました

どちらがより気にならないかと言えば、AirPods3の方が奥行きがないぶん、邪魔になりにくい感じがしました。他社イヤホンと比べても、AirPodsが一番違和感が少なかったです。

13.楽器演奏できる?

どちらも、楽器演奏モニターとしては使えませんでした。なぜならば、遅延があるから。

楽器演奏は、1秒よりも小さい単位でタイミングを計っているので、少しでも遅延があるとダメなんですよね。

14.動画編集できるか

僕が作る動画においては、音ズレは気にならないレベルです。実際、AirPodsをつけて動画編集をしています。

ただ、ジャンルによっては、ぴったりと音と映像があってないとマズい場合もあるので、使うシーンにもよるとは思います。

そして、この用途で使うならば、AirPodsProが良いと思います。ノイズキャンセリングがついていないと、カフェで作業する時など、実際の環境音なのか、動画の音なのかが判断しにくくなりますし、雑音を消して小さな音などもしっかり聞こえるのは、動画編集では必要だと感じました。

15.まとめ:AirPods3 と AirPodsPro はどちらがオススメ?

AirPodsProをオススメします。

僕はカフェで作業することが多いので、ノイズキャンセリングが付いて、且つ、音漏れが少ないのは重要です。特に、音漏れは自分のも嫌だし、他人のも嫌です。

最近、AirPodsProはマイナーアップデートでMagSafeにも対応したので、今から買うなら、MagSafe対応モデルが良いと思います。

AirPods3もノイキャン不要なら良いです。若干ですが音も良くなってるし、空間オーディオですし。

最後に1つ、どうしても言いたいこと。

iPhoneとMacを両方使ってるなら、AirPodsは絶対に買ったほうがいいです。

イヤホンをiPhoneで使ったり、Macで使ったりと、行き来する場合の使い勝手が良すぎます! 他社製品だといちいち繋ぎ直さないといけませんが、AirPodsなら自動切り替えです。このシームレスな使い方は、シンプルなんですが何にも変えがたいものがあります。毎日使うものだからこそ、ちょっとしたストレスが軽減されるのは大きいんですよね。

僕がAirPodsを勧めたマカーたちはみんな「もっと早く買えば良かった!」と言っていますので、持っていない方はぜひ検討してみて下さい。

このブログの内容を動画でもお話しました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次(タップで飛べます)