ただのデザイナーだったぼくが、グラノーラ屋を始めたストーリー!【Vol04】

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デザイナーのベーコンです。

本日も質問に答えていきます。
2件まとめていきますね、4,5つめの質問です!

本日の質問 ぼくのグラノーラ屋について

ベーコンさんこんにちは!!!! グラノーラ屋さんを始められた経緯を教えてください!♪( ´θ`)ノ
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ベーコンさんのグラノーラはどこで買えますか? また他のグラノーラとの違いも教えてほしいです。
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こんにちは!
やっほほおおおお、質問ありがとうございます。
グラノーラを売っていることは書いていますが、どこで買えるのかは書いていませんでした。

回答しまーす!

グラノーラ屋 nola

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基本は卸しとネットショップで販売、月に1度お店もオープンするグラノーラ屋です
現在は、札幌、千歳空港、東京、鶴居村で売っています(OEMもあります)

1人4万円起業

最初は友達3人で、一人4万円ずつ出し合って始めました
メンバーは、農家デザイナー飲食店経営者、同年代の3人でした。
仕事が終わった後、夜な夜な会議をしていました

今はその2人は抜けて、うちの奥さんが製造、発送を行っています。

ちなみにメンバーが減った理由は揉めた…ではなくて、当時3人の給料すらでなくて、誰か一人が運営すれば多少お金がでるのではないか…という理由でした。

グラノーラ屋を始めた経緯

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始めた経緯は、2つあります。
どれもデザインにつながっています。

1.デザインの力をわかってもらいデザインの仕事を増やすため(自分で実践)
2.デザインだけが得意じゃないから、得意なことをやろうと思った

この2つをお話していきますね。

ぼくがグラノーラ屋を始めた理由

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1.デザインの力をわかってもらいデザインの仕事を増やすため(自分で実践)

ぼくの住んでいる町は、田舎なのでお客さんが「デザインを指示通りに作ってくれる人」としてぼくを使ってくれます。
どういうことと言うと、こんなことを言われます。

ここを赤くして!
これをちょっと右にずらしてよ…

お客さんがデザインの指示を全部したい状態

「お客さんがディレクター化している」

ということですね。

ただし、そうやって出来上がるデザインが決していいものじゃないことが多いんです。
確かに「お客さんを満足させること」は仕事の1つですが、「売上を上げる手伝いをする」というのも大事な仕事です。

それが、なかなかうまくいきませんでした
お客さんが作りたいけど、デザイン的にわけのわからないもの売上につながりづらいものになることが多くありました

そこで考えたのが

「ぼくのデザインをうまく使えば、売上を上がる」
ということをわかってもらうために、ぼくが自分で商品を作って、デザインを作って効果を見てもらったらいいんだ!ということです。

そうやってグラノーラを始めました。
まずわかりやすく人に伝えるために、メディアに出やすいデザイン、商品設計を心がけました。

・どさんこワイドにでて(北海道では人気のテレビ番組!)
・旅コミ北海道 にでて
・その他テレビ、ラジオ
・農家の雑誌、じゃらん…などなど

たくさんメディアに紹介されました。

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メディアにでることが目的ではありませんが、メディアに出れるのは「売りやすい商品の1つ」であることは間違いありません。

そうやって、

自分が作るデザインは売上アップに効果があるんだぞ!

ということを示すことが少しずつできるようになりました。

グラノーラを売ることにより、ぼくのデザインの価値をわかってもらう。
これがデザイナーのぼくがグラノーラ屋を始めた理由の1つ目です。

2.デザインだけが得意じゃないから、得意なことをやろうと思った

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自分のデザインに効果があることをわかってもらうために始めたグラノーラ屋でしたが、それより前にほぼ同じメンバーで

地域のポータルサイト開設 → 運営

というのもやっていました。
これは1年位で閉鎖したのですが、ポータルサイトでもグラノーラ屋でもなんでもよかったんですよね

当時はまだ20代。
とにかく、自分たちがなにをできるのか試したかったし、できれば自分が得意なデザインの仕事がくるといいな、と思って取り組んでいました。

グラノーラ屋を始めた2つめの理由として「なんでもいいから自分ができそうなことをやりたい」ということですね
デザインだけじゃなくて、商品を作ることによりデザイナーとしての価値を高めようということです。

グラノーラの特徴

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うちのグラノーラは本格グラノーラです。
カルビーさんとは一味違いますが、カルビーのグラノーラはあれはあれでおいしいと思っています。

グラノーラ専門店のグラノーラは、オーツ麦が豊富です。
グラノーラはオーツ麦を焼いたものに味をつけてフルーツ、ナッツを入れたものなんですが、スーパーで売っているグラノーラはオーツ麦が少なめです。

うちは専門店なのでオーツ麦をたっぷり入れて、食べごたえのあるグラノーラにしています。

・天然酵母のパン
・菓子パン

の違いのようなものです

天然酵母のパンは、押しても潰れないし食べごたえがあります、これがうちのグラノーラ
菓子パンは、押すとちっちゃくなるけど、やわらかくて美味しい、でもお腹が空きやすいかも。

これ、どっちがいいとか悪いとかじゃないんですよね。
好みです、カルビーさんのグラノーラはサクサクしてて、甘くてコンフレークの延長みたいで美味しい、ぼくもたまに買います

nolaグラノーラの特徴

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このりんごの切り方は2014年ver

・北海道産りんごを20時間以上乾燥させて作ったドライフルーツ入り(アップルシナモン味)
・玄米より食物繊維が豊富な、オーツ麦がたっぷり
ナッツ、ドライフルーツもぎっしりつまっている
甘すぎない(はちみつで味をつけています)

買えるところ

・札幌駅、どさんこプラザ、
・千歳空港(北海道ワインとチーズの店)
・ネットショップ

浅草 まるごとにっぽん  浅草農園(9月くらいからコラボ商品)
浅草農園 MAP 1F-5 | まるごとにっぽん

まとめ とデザインの仕事は増えたのか!?

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グラノーラをはじめてパッケージの仕事は増えました!
そして、「どうやったら売れるのか?」とぼくがやりたかった戦略を含めたデザインの仕事も少しずつですが増えています。

また、ぼくはグラノーラの製造の現場も経験しているので、

「パッケージデザインで(かっこよくても)シールを貼りづらいと現場が嫌がる」
「催事で売りやすいパッケージの形」

などを考えてデザインができるようになったのも大きいと思います。

先日も、久しぶりに夏のイベントに出店しましたが自分の作ったポップ、商品デザインがどの年代にどう見られているのかを観察するのはとてもおもしろいです。

特に現場は、

・賞味期限の短いものを売れやすい場所に、ポップも強化!
・年齢層によって、ポップを変える(高齢者が多いなら文字大きくなどなど)

そんなことを考えてデザインができるようになって、デザイナーとしてのレベルも上がった気がします。
ぜひ、デザインを作った方は、それを販売する現場に行ってください、発見がありますよ

▼nola

農家が作った北海道グラノーラ『nola(ノーラ)』公式サイト – 農家が作った北海道グラノーラ『nola(ノーラ)』公式サイト

グラノーラを注文してくれた方、メッセージを頂ければ「ベーコンステッカー」を差し上げます!
お土産に人気のグラノーラよろしくお願いします。

最高売上は月90万円くらいでした、個人が副業で始めたグラノーラ屋としてはまあまあかと。
特に田舎なので売る場所がない → じゃあ卸で売ろう!という戦略は(半分ラッキーですが)うまくできたと思います。

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▼その他、質問と回答の一覧はこちら
www.baconjapan.com

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